10代女子のhappyを研究する「プリキャンティーンズラボ」 「女子中高生の将来の働き方に関する調査」を実施 ~過半数が「女性が働きやすい制度のある企業」を希望するも、 「子供が生まれたら専業主婦」が約4割~

プレスリリース

GMOインターネットグループのGMOメディア株式会社(代表取締役社長:森 輝幸 以下、GMOメディア)が運営する、10代の女の子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ(http://lab.prcm.jp/ )」は、女子中高生を対象に「女子中高生の将来の働き方に関する調査」を実施いたしました。

 

<調査概要>

■ 調査テーマ 女子中高生の将来の働き方に関する調査

■ 調査対象  女子中学生・高校生

■ 調査期間  2017年1月13日~2016年1月16日

■ 調査方法  インターネットリサーチ

■ 有効回答数 2,903名

■ 調査主体  プリキャンティーンズラボ

※本調査レポートの百分率表示は四捨五入で端数処理を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。

 

【調査結果】

回答者の属性

~中学生が7割、スマホ所有率は9割超~

回答者の割合は中学生が約7割、高校生が約3割となり、13歳~15歳がボリュームゾーンとなりました。また、女子中高生のスマホ所有率は96.1%にのぼり、スマホのOSは「iOS(63.7%)」が「Android(27.9%)」を大きく上回りました。

 

アンケート参加者の属性[N=2,903 単一回答]

属性

アンケート参加者の年齢分布[N=2,903 単一回答]

年齢層

利用しているスマホのOS[N=2,903 単一回答]

所有しているスマホのOS

 

■卒業後の就労イメージを持つ女子中高生は約6割にのぼるも、「まだわからない」が4割超

女子中高生に「学校卒業後に希望する働き方」を尋ねたところ、「特にない・わからない・まだ決めていない(40.6%)」と「働きたくない(0.8%)」を除く約6割(58.6%)が、何らかの就労イメージを持っていることがわかりました。雇用形態別では、「会社員(正社員)(22.7%)」、「公務員(13.8%)」の順に多く、「その他(16.7%)」という回答では、「芸能関係」や「医療・保育・福祉関係」など、具体的な職業が挙がりました。一方で、「特にない・わからない・まだ決めていない(40.6%)」という回答が4割超にのぼっていることから、自身の将来についてまだ具体的に浮かんでいない子も多いことがわかります。

続いて、卒業後に希望する働き方を属性別(中学生/高校生)でみると、中学生の回答で最多である「特にない・わからない・まだ決めていない(中学生:43.8%、高校生:32.6%)」は、高校生を11.2ポイント上回りました。一方、高校生の回答で最多である「正社員(中学生:18.2%、高校生:33.8%)」は、中学生を15.6ポイント上回っています。このことから、高校進学後に自身の進路や将来、ひいては働き方について具体的に考えはじめる子が多いことがうかがえます。

 

学校を卒業した後に希望する働き方を教えてください[N=2,903 単一回答]

属性別)学校を卒業後に希望する働き方

<参考資料>学校を卒業した後に希望する働き方/その他(自由回答)から一部抜粋

 

結婚後の働き方は?子供が生まれたら専業主婦、が約4割

次に、「結婚後に希望する働き方」を尋ねたところ、「専業主婦(26.5%)」が最多となり、「わからない・想像できない(25.8%)」を除くと、「フルタイムで正社員として(16.1%)」、「パートタイムで(15.5%)」という働く意向がある回答が続きました。

また、「結婚し、子供が生まれた後に希望する働き方」については、「専業主婦(39.6%)」が約4割にのぼり、「パートタイムで(16.6%)」が「フルタイムで正社員として(9.5%)」を上回りました。結婚後と比較しても、子供が生まれた後はより働く時間を減らしたいと考える傾向にあることがうかがえます。

子供が生まれた後の働き方の希望について掘り下げるべく、専業主婦もしくはパートタイムを希望すると答えた子にその理由を尋ねたところ、「家事や育児を優先したいから(53.2%)」が過半数を超えたほか、「会社勤めをしながら家事や育児をするのは大変そうだから(28.9%)」という回答も上位に挙がりました。一方で、フルタイムの正社員や自営、契約・派遣社員などで働き続けたいと回答した子の理由としては、「やりたい仕事があり、それをずっと続けたいから(57.2%)」、「自分でお金を稼ぎたいから(32.8%)」が上位に挙がりました。

 

結婚後に希望する働き方[N=2,903 単一回答]

結婚後に希望する働き方

結婚し、子供が生まれた後に希望する働き方[N=2,690 単一回答]

子供が生まれた後に希望する働き方

子供が生まれた後に専業主婦、パートタイムを希望する理由[N=1,512 複数回答]

子供ができたら専業主婦・パートタイムの理由

子供が生まれた後もフルタイムの正社員、自営、契約・派遣社員として働きたい理由[N=442 複数回答]

子供ができても働きたい理由

 

■女子中高生の希望の働き方、母親の影響は?

続いて、女子中高生の希望の働き方について母親の影響があるかを探るべく、母親の現在の就労形態を尋ね、「子供が生まれた後の希望の働き方」という回答とクロス集計しました。

その結果、「(母親の就労形態は)知らない・わからない」と答えた子を除いて、全体的に「子供が生まれてからは、専業主婦になりたい」という回答が多くを占めているものの、細かくみると自身の母親と同じ就労形態を選びやすい傾向にあることがわかりました。

例えば、母が専業主婦の子は「専業主婦(55.6%)」が過半数を占め、他の就労形態の母親を持つ子と比較して最多の割合となったほか、母親がパートタイムで働いている子は「パートタイムで働きたい(26.3%)」という回答割合が他と比べて最多、同様に母親がフルタイム(会社員や自営など)で働いている子は「フルタイムで正社員として働きたい(17.6%)」と「自営で働きたい(8.2%)」が合わせて25.8%にのぼり、他を上回りました。この傾向が特に顕著なのは「(母親の就労形態は)知らない・わからない」と回答した子で、子供が生まれた後の働き方は「わからない・想像できない(48.0%)」が半数近くを占め、他を大きく上回りました。

このことから、女子中高生は自身の働き方を選択するにあたって、身近なロールモデルである母親の影響を受けている子が一定数いることがうかがえます。

 

あなたの母親の現在の就労形態を教えてください[N=2,903 単一回答]

母親の現在の職業

クロス集計「母親の就労形態×子供が生まれた後の働き方」[N=2,690 単一回答]

母親の職業×希望する働き方

 

■「働き方改革」への関心度は?「在宅勤務」に関心がある子は約4割

現在、日本政府は「働き方改革」の一環で、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方として「在宅勤務(テレワーク)」を推進しています。これに伴い「在宅勤務」を許可する企業も増加していることから、女子中高生に「『在宅勤務』など多様な働き方への関心度」を尋ねました。

その結果「関心はあり、将来そういった働き方をしてみたい(38.1%)」が最多となりました。一方で、「わからない(33.4%)」も3割を超えていることから、「在宅勤務」の取り組みについて、今後女子中高生が進路を選択するタイミングで官民一体となり説明していく必要があると考えます。

 

「在宅勤務」など多様な働き方への関心度[N=2,903 単一回答]

在宅勤務への関心度

 

女性が活躍しやすい制度への関心度は?

~「働きやすい制度を導入している企業で働きたい」が過半数~

2016年4月に「女性活躍推進法」が施行されたことで、企業や団体は、女性が働きやすく活躍しやすい環境づくりに一層注力しています。そこで女子中高生に「出産・育児休業や時短勤務など、女性が働きやすい制度がある企業への関心度」を尋ねたところ、「関心があり、そういった制度を取り入れている企業で働きたい(55.2%)」という回答が過半数にのぼりました。今後、女子中高生が職業(企業)を選択する際に、女性が働きやすい制度が整備されているかどうかも重要なポイントになってくるといえます。

 

~4人に1人が夫に育児休業を取得してほしい~

また、「女性活躍推進法」に基づく行動計画の1つとして、男性(配偶者)が育児休業を取得しやすい制度を新たに導入する企業・団体も増えていることから、「将来、家事・育児を配偶者に協力してもらいたいか」を尋ねました。結果、配偶者に「育児休業を取得してもらい、積極的に家事・育児に協力してもらいたい(25.6%)」と「育児休業は取得しなくていいが、家事・育児には協力してもらいたい(34.2%)」を合わせて約6割(59.8%)の子が、将来配偶者に家事・育児を手伝ってもらいたいと考えていることがわかりました。また、4人に1人が配偶者に育児休業を取得してもらいたいと考えているようです。

 

女性が働きやすい制度を取れ入れている企業への関心度[N=2,903 単一回答]

女性が働きやすい制度への関心度

将来、配偶者(夫)に家事・育児を協力してもらいたいか[N=2,903 単一回答]

配偶者に育児を協力してもらいたいか

 

■4割超が将来「家事代行サービス」の利用意向あり

昨今、仕事や子育てなどで忙しい方の日々の様々な家事を代行する「家事代行サービス」が、共働き家庭を中心に利用増加すると予測されていることから、女子中高生に「将来『家事代行サービス』を利用してみたいと思いますか?」と尋ねたところ、「利用してみたい(14.1%)」、「利用してみたいが、利用することに抵抗もある(29.3%)」を合わせた4割超(43.4%)に利用意向があることがわかりました。しかし、利用に抵抗感がある子が約3割にのぼっているほか、「わからない(32.8%)」も3割超いることから、まだサービスの理解が進んでいないことがうかがえます。

 

家事代行サービスの利用意向[N=2,903 複数回答]

家事代行サービスの利用意向

 

【本調査の背景】

現在日本政府は、一億総活躍社会の実現に向けた最大のチャレンジとして、長時間労働の是正や生産性の向上を目的に、柔軟で多様な働き方を可能にする「働き方改革」を推進しています。この「働き方改革」のもと、「在宅勤務(テレワーク)」や「裁量労働制」の導入など、新たに様々な取り組みを始める企業・団体も増加しています。

また、2016年4月には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(通称:女性活躍推進法)が施行され、女性の活躍推進に向けた取り組み状況の把握や課題分析、行動計画の策定、実施状況の公表などが各企業・団体に義務づけられました。

このように、日本の「働き方」に関する取り組みが官民一体となって推進されることで、今後はさらに、働く女性が個性や能力を最大限に発揮し活躍できる環境が整っていくことが期待されています。

そこでこの度「プリキャンティーンズラボ」は、今後社会を担っていく女子中高生が、どのような働き方を希望し、企業や団体に何を望んでいるのかを探るべく、「女子中高生の将来の働き方に関する調査」を行いました。

 

【「プリキャン byGMO」とは】(URL:http://prcm.jp/

「プリキャン byGMO」は、“女の子の新しいhappyのかたち”をコンセプトにしたコミュニティサイトです。写真と画像でつながるコミュニティサービス「プリ画像」や、気軽に相談・アドバイスがもらえる「プリキャンQA」をはじめとする10代の女の子向けのコンテンツを展開しており、2015年3月からは、記事へのコメントやGOOD/BAD機能を通じてユーザー同士がコミュニケーションできるニュースサイト「プリキャンニュース」を提供しています。

 

【「プリキャンティーンズラボ」とは】(URL:http://lab.prcm.jp/

「プリキャンティーンズラボ」とは、「プリキャン byGMO」が設立した、10代の女の子のスマートフォンライフや日常生活を調査・発表するGMOメディア社内に置かれた研究機関です。スマートフォンネイティブである「プリキャン」ユーザーの日常生活を研究していきます。

 

【本調査結果の引用・転載について】

本調査の一部を引用・転載される場合には、出典として「プリキャンティーンズラボ」及び調査名称「女子中高生の将来の働き方に関する調査」の併記をお願いいたします。

 

報道関係お問い合わせ先
GMOメディア株式会社 広報担当 森島
TEL:03-5456-2626  FAX:03-5459-6077
E-mail:pr@www.gmo.media

 

GMOインターネット株式会社 グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695 FAX:03-3780-2611
E-mail:pr@gmo.jp

 

GMOメディア株式会社(URL:https://www.gmo.media

会社名 GMOメディア株式会社(東証マザーズ 証券コード:6180)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 森 輝幸
事業内容 メディア事業/その他メディア支援事業

 

GMOインターネット株式会社(URL:https://www.gmo.jp

会社名 GMOインターネット株式会社(東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 インターネットインフラ事業/インターネット広告・メディア事業/インターネット証券事業/バイルエンターテイメント事業